

はじめに

みなさんこんにちは✨
イタリアのベネチアに行かれたことはありますか?水路が張り巡らされた美しい街並みは、世界中の観光客を魅了しています。そんなベネチアの運河をテーマにした2人用タイル配置ゲーム『ヴェニス・コネクション』を紹介します!
『ヴェニス・コネクション』とは?
『ヴェニス・コネクション』は、ベネチアの水路を完成させることを目指す2人用のボードゲームです。デザインを手がけたのは、『ガイスター』や『ハゲタカのえじき』で知られるアレックス・ランドルフ氏。1996年のドイツ年間ゲーム大賞でBeautiful Game賞を受賞した作品が、韓国の出版社OPEN’N PLAY社から再販されました。
ベニスコネクションのゲームの概要・ルール
勝利条件
プレイヤーは以下のどちらかの条件を満たすと勝利します。
- 水路を完成させる
- 「不可能!」を成功させる
内容物
- タイル16枚(表裏に「ー」または「L」の形が描かれている)
ゲームの流れ
- 手番では、タイルを1〜3枚「直線」かつ「水路に矛盾がない」ように配置する。
- 手番終了後、相手プレイヤーにターンが移る。
- いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たすまで繰り返す。
NGな並べ方
- L字型に配置する(直線でないためNG)
- 水路に矛盾がある(繋がらないためNG)
「不可能!」の宣言
手番が回ってきた際に、残りのタイルをすべて使っても水路が完成しないと判断した場合、「不可能!」と宣言することができます。宣言が正しければ勝利、誤りであれば敗北します。
実際に遊んでみたレビュー
16枚のタイルが毎回異なる展開を生む
タイルは16枚と少なめですが、配置の仕方次第で毎回異なるゲーム展開になります。最初は戦略が見えにくいですが、タイルが減るにつれて緊張感が増してきます。
「不可能!」の駆け引きが絶妙
相手に「不可能!」を宣言されると負けてしまうため、無茶なタイル配置は禁物。このジレンマがゲームに深みを与え、5分という短いプレイ時間ながら頭を使うゲームとなっています。
美しいアートワーク
タイルのデザインが非常に細かく、配置後にじっくり鑑賞するのも楽しいポイント。ベネチアの運河が再現されているような雰囲気を楽しめます。
拡張版について
OPEN’N PLAY版には、新たに「T」字タイル4枚が追加された拡張「ミント・タイド」が含まれています。合計20枚のタイルで、さらに戦略的なプレイが可能になります。
総評
良い点
- アートワークが美しい
- 短時間で楽しめるが奥深い
- 毎回異なる展開が生まれる
気になる点
- プレイ時間が短いため、盛り上がりに欠けることも
- じっくり考えたい人には少し物足りないかも
まとめ



『ヴェニス・コネクション』は、短時間で楽しめるタイル配置ゲームとして非常に優秀な作品です。特にアブストラクトゲームやタイル配置ゲームが好きな方におすすめです✨

